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Japan Mobility ShowのSUPER FORMULAユニバーサルパブリックビューイングにおけるSOUND HUG™についての記事が学術雑誌に掲載されました

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Japan Mobility ShowのSUPER FORMULAユニバーサルパブリックビューイングにおけるSOUND HUG™についての記事が学術雑誌に掲載されました

ダイバーシティ&ヘルスケア領域での研究開発と事業化に取り組むピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:落合陽一、村上泰一郎、以下「PxDT」)が聴覚障害者も含めて音楽などを楽しむために開発されたSOUNG HUG™をカーレース観戦のために提供した結果についての記事が、日本騒音制御工学会が発行する学術雑誌「騒音制御」に掲載されました。

この取り組みは、SOUND HUG™の新たな可能性を探る試みとして、日本最高峰のフォーミュラカーレースであるSUPER FORMULAレースを主催する株式会社日本レースプロモーションと共同で実施しました。SOUND HUG™は元々は音楽のために開発された、音をリアルタイムで振動と音で届けるシステムです。今回、東京ビッグサイトで開催されたJapan Mobility Show 2023において、鈴鹿サーキットで開催されたSUPER FORMULA最終戦のライブ中継映像が“ユニバーサルパブリックビューイング”として提供されましたが、この会場で、聴覚障害者6名を含む観客に対してフォーミュラカー走行時の車載マイク音などのオンボード情報をSOUND HUG™の振動と光で届ける試みを実施しました。このレースでは、宮田莉朋選手、F1デビューを果たしたリアム・ローソン選手、三連覇を目指す野尻智紀選手がチャンピオンを賭けて争いました。

終了後のアンケートの結果、聴覚障害者を含む全員がパブリックビューイングを楽しめたと回答しました。また、多くがSOUND HUG™の光と音によってレースがより楽しめた、また、これまでに観戦経験の無かった体験者の過半数が今後現地での観戦を希望すると回答しました。さらに、それまではSUPER FORMULAに興味を持っていなかった全員が興味をもったと回答しました。加えて、今回は実況解説の音声を自動音声文字変換システムによって字幕として表示する試みをおこないましたが、ほとんどの参加者がレースの状況を理解する助けになったと報告しており、SOUND HUG™の振動と光、および字幕によって、聴力障害の有無に関わらずレース観戦がより深く楽しめることが示されました。

CROの星貴之は『聴力障害の有無に関わらず、レース観戦への興味や理解がSOUND HUG™によって高められることが示されました。このように、より多くの人々の生活を技術の力で豊かにすることを目指し、私たちは波動制御と五感刺激の可能性を探求していきます。』と述べています。

記事情報
長谷芳樹・高澤和希・小崎貴輝・片山晴紀・永野進・柳澤俊介, “フォーミュラカーのオンボード情報を振動と光で提供する試み ― SUPER FORMULA レースを SOUND HUG で体験する ―,” 騒音制御, Vol.48, No.1, pp.37-40 (2024).

記事原文(日本騒音制御工学会の許諾を得て掲載しています)

本件に関するお問い合わせ

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 広報担当
お問合せ:https://pixiedusttech.com/contact

* SOUND HUG及び関連するロゴは、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の商標又は登録商標です。

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